アロマについて
当店はキャンドル専門店ですので、香りを鼻から吸収することに関するお話をさせて頂きます。
アロマ ・・・ フランス語で「芳香」を意味します。
「アロマテラピー」という言葉をよく耳にしますが、「テラピー」もやはりフランス語で「療法」を意味しています。
20世紀に入ってから、フランスの科学者ルネ・モーリス・ガットフォセによって作られた造語です。
これを英語で発音すると「アロマテラピー」となり、「アロマトテラピー」という表現も「芳香療法」を意味する単語で、
どれも同じ意味を持っています。
Essential oil
精油の臭覚刺激
本能的に身体諸機関の反応を引き起こすカギ!
精油の芳香成分は、収穫刺激として大脳辺緑系に到達します。
ここで重要なのは、臭覚をつかさどる部位が、脳の中でも本能的な部分である旧皮質に存在する事です。
脳は臭覚刺激を受け取ると無意識のうちに情動を引き起こし、視床下部に影響を与え、視床下部は身体機能の調整を行う中枢であるため、匂いは本能的に身体諸機関の反応を引き起こすカギとなります。
精油の香りによって得られる安心感・快感・緊張感・覚醒感・瞑想感などにともなう情動が、心身のバランスを促すことが期待されます。
Enion
マイナスイオン
まだまだ解明が進んでいないことを知っておきましょう!
精油の成分の構成や有効成分・毒性のレベル等の解明は、近年かなり進んできてはいますが、個々の成分が体内で何を引き起こしているのかについては、分子生物学レベルの研究が待たれています。
伝統的な植物療法から推測される精油の働きを参考にするのが、今のところベストだと考えられます。
Deodorization
消臭効果
あなたはフランス派? それとも・・・!
フランスが発祥の『アロマテラピー』。
フランスでは医療としての実績が深く、精油そのものを使用する場合、医師の判断のもと精油を内服するなど、医療分野で活用されています。
今、私たちが知っているアロマテラピーは主に美容やリラックス効果を主として利用している方がほとんどです。
これは、先に紹介したガットフォセの弟子であるマルグリット・モーリーが、主に美容方面に活用できる技術として研究し、イギリスに伝えたものです。
イギリス系のアロマテラピーはアロマセラピストと呼ばれる専門家によって施されるなど、医療とは区別され、心身のリラックスやスキンケアに活用されています。
よって、アロマテラピーには大きく分けて「フランス系」と「イギリス系」に区別されています。